前回までは技能的なところでいくつかポイントを話しましたが、今回はまた別の視点でポイントを紹介しようと思います。前に教習は雨の日でも実施すると紹介しましたが、教習中に1度は雨の日での運転を経験されることをおすすめします。卒業検定の日が雨という可能性もありますし、免許取得後、公道で雨の日に運転するという機会もあると思います。公道で初めて雨の中での運転を経験するよりも、教習所内で経験しておくのがいいと思います。雨で注意する点としまして、視界が悪くなる、特に車と違い、フロントガラスにワイパーなどなく、ヘルメットのシールド部分に水滴が付き、想像以上に見えにくくなるかと思います。また旋回時や停止時など、路面が滑りやすいのであまり車体を傾けれなかったり、停止距離も伸びます。実際に急制動では、雨天時や路面が濡れている場合は11メートルが14メートルになります。また公道では濡れたマンホールの上や、白線などの塗装されたアスファルトの上など、特に滑りやすく、慣れていても注意が必要です。そういったところから、雨の日の運転感を教習所内で経験しておくといいと思います。